Facebookは日本で流行るか?

業界ではFacebookは今後日本でどんな動きをする?

mixiを利用者数で抜く事はできる?

といった疑問を皆もっている。(私自信もそうだ)

識者のブログを見て以下に纏める。


全世界でFacebookが浸透していない(流行っていない)のはわずか5カ国だ。

※中国、韓国、ロシア、ブラジル、そして日本。

それ以外の国はローカルSNS(日本でいうmixi)の人気を抜き去り、最も利用されているSNSとなっています。


今後日本ではどうなるのか?

今世界で最も成長スピードが速い「Twitter」については日本でも利用者数が1000万人を超え、世界トップクラスのTwitter大国となっています。


Facebookの今後の可能性について勉強してみます。



1. Facebookのアクティプユーザー数および会員属性の把握


■ 調査機関からの月次アクティブユーザー数 (携帯訪問者含まず)


Facebookの月次アクティブユーザー数は2010年にある調査会社によると(家庭および職場PCのアクセス)では171.9万人。


※同時期でmixiは993万人。Twitterは949.6万人。
 上記2つは異なるサービスですが、mixiの利用者数をこえたこと、インパクトあります。



Facebookが公開している広告対象会員数とその属性


現在日本の広告対象会員数は(月次ベースで一回以上訪問した会員)は約135万人


全人口に対する浸透率=1.06%
ネットユーザーに対する浸透率=1.41%


上記数字は通常であれば「イノベーター」の中でも利用しる属性が早いほうだ。


一方でアメリカの広告対象会員数ついては1.33億人


全人口に対する浸透率=43.68%
ネットユーザーに対する浸透率=58.32%


となっており、数字のみ比較すると日本のFacebook浸透率はまだまだだ。


Facebookのユーザー数は前月5億人を超えた。ここでいう5億人とは、広告対象会員数ベースとなる。



日本の広告対象会員数推移
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日本会員の性年齢属性
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TwitterFacebookについて》

・日本のTwitterユーザーは比較的高年齢層が多く、男性が6割以上となっている。
・日本のFacebookユーザーは18−34歳までが65%を占め、女性が52%となっている。



Twitterの利用者が年齢層高めというのは、スマートフォンのもっておるユーザーが年齢層高めということに、少なからず関係あるだろう。

また、昨日の「ガイヤの夜明け」で京都の商店街の方が売上を上げるため、Twitterを販促に使い始めた内容は感動した。こういった方がTwitterをやっているにも関わらず、業界関係者でまだTwitterをやっていない方ははやく始めたほうがいいと本気で思う。




2. Twitterの成長ステップとユーザー層の分析

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業界のソーシャルメディアマーケティングを先頭でひっぱっていっている尊敬している方は以下のようにおっしゃっていました。


a. イノベータ内での普及 ( - 2009年7月)イノベータ(対ネット人口比3%程度、日本では180万人ライン)を中心とした先進ユーザーが、米国でのTwitter熱に感化され、活用をはじめる。特にTwitterはブログと相性が良いため、アルファブロガーが先導するカタチで独特のクラスターが形成された。国内普及の第一歩だ。



b. 著名人や書籍効果で、アーリーアダプターが活用開始 (2009年8月 - 2010年4月)勝間和代氏がTwitterを開始したのは2009年7月中旬。その後、著名人が次々とツイッターをはじめ、アーリーアダプター(対ネット人口比16%程度、日本では1000万人ライン)への浸透がはじまった。さらに2009年10月発売の書籍「ツイッター140文字が世界を変える」が大ヒット、Twitter本ラッシュや週刊ダイヤモンド特集など、紙メディアによるリードがはじまった。そしてソフトバンク孫社長が2009年12月に開始、社内2万人導入やソフトバンク携帯をTwitter対応にするなど、その普及に大いなる貢献となった。



c. マジョリティへの浸透がはじまる (2010年5月 - )生活者への浸透と比例して、企業のツイッター活用が本格化してきた。当社調査では国内企業アカウントのうち今年5月以降開始されたものが約50%と、ここ3ヶ月ほどで企業利用が急増している。Twitter認知率は8割を超え、一般ユーザーへの浸透もはじまった。ただし最新Nielsen調査によるとTwitterユーザー数は949.6万人と4月から停滞しており、キャズム超え(マジョリティへの本格浸透)は容易でない様が見受けられる。



C段階については、最近ではテレビで普通にTwitterの特集がやっていることもあり、今後さらに拡大していくことは間違いない。


※番外編:聞いた話だが、とある女子高生が「Twitterってさ、mixiボイスのパクリだよね!」ということをいっていたらしい。あるターゲットからすればTwitter以外にもつぶやきやすい、そして利用しやすいサービスがある。


ターゲットそれぞれで、いくらTwitterとはいえ用途はバラバラ。


この段階は、今後利用者が拡大することを物語っている。


3. FacebookはTipping Pointを超え、アーリーアダプターの活用がはじまった


現在のFacebook利用者数はTwitterでイノベーターからアーリーアダプターに切り替わる直前。


2009年7月の数値とほぼ同等だという。

Twitterアルファブロガーを中心としたイノベータ層が盛り上げた。
※他にも勝間和代さん、ホリエモン、元内閣総理大臣の鳩山さんが利用していた事でもかなり広がったことは間違いない。

Facebookは在日欧米人や留学帰国者、外資系社員、その他海外友人の多い方が積極的に使っている。

2009年5月以前は、Twitterの利用者よりも、Facebook利用者のほうが多かった。
Fecebookは今、会員数を徐々に伸ばしており、上記イノベーター利用者のまわりの友人が使い始めている状況だろう。

業界ではその近辺でTipping Pointを超えている可能性が高い。といわれています。


Tipping Pointに関しての参考情報 (TechWave記事)
Facebook創業者ザッカーバーグ氏によると、会員のデータを見ているとどの段階でTipping Pointを迎えるのかが分かるという。Tipping Pointというのは、天秤が傾くポイントということ。勝負の分かれ目ということだろう。そのポイントというのが、「ローカルと外国人」の友人関係の数を「ローカルとローカル」の友人関係の数が抜くとき。どの国でもまず、外国人の友人がいる人が Facebookを使い始め、やがて自国の友人も招待し始める。そして自国の友人関係の数が、外国人との友人関係の数を上回ると、あとはその国でFacebookが一気に広がるのだという。



以下識者のブログのコピペです。

Facebook、国内普及のキーは何か?

今後、Facebookが普及するか否かは、Twitterのようなポジティブ・スパイラルが発生するかどうかによるところが多いだろう。

・著名人の活用、書籍など紙メディアによるリードがあるか
日本では、その潜在的パワーに反してFacebook知名度か低く、Twitterと大きな差がついている。この点でリードするのは、やはり著名人活用と紙メディアだろう。最近はFacebook系書籍が進行している話をちらほら耳にするが、Twitter同様に書籍ラッシュが起きるか、ビジネス雑誌が取り上げるか、これらが大切なポイントと言えよう。

・多機能携帯での利用が広まるか
東南アジア、インドなどにおけるFacebook普及には携帯キャリアとの連携が大いにプラスとなっている。Facebook携帯ユーザーは5億人のうち1.5億人(30%)。60カ国、200超キャリアが携帯からのFacebookアクセスに対応している。日本においても国内携帯キャリアがFacebook対応をはじめれば、Facebook普及のはずみとなるだろう。

・ビジネスでの活用がすすむか
最近、日本企業でもFacebook活用を検討したいとのお問い合わせ、案件が増え始めた。当社へのセミナー依頼を見ても、すでにTwitterは一段落しており、Facebookに関するものが増加している。Twitterの場合は利用者主導の普及だったが、Facebookの場合は利用者、企業がシンクロして増加する可能性を感じている。特にFacebookの場合、プロモーションだけでなくコマース連動の効果も高い点が注目される。

そして注目は来年1月に日本でも公開予定のFacebook映画「The Social Network」だ。それにあわせた形でのマスメディア・キャンペーン、Facebook書籍ラッシュなどが起きる可能性は高いのではないだろうか。

現在の国内Facebook会員増加ペースは半年で1.5倍、年間2.25倍程度だ。仮にこのペースが続くと、広告対象会員数で2010年末に200万人、2011年末に450万人程度となる。このペースだとmixiおよびTwitterの大きな脅威とはならないだろうが、上記3点がスムーズにすすむとTwitterのように一気に普及する可能性が出てくるだろう。

一方、国内SNSの雄、mixiは新プラットフォーム発表をまじかに控え、オープングラフなどFacebook対抗を打ち出してくるはずだ。当社アンケート調査によると、Twitterアカウントを持っている企業のうち、ともに活用したいソーシャルメディアとして、mixiは21%、Facebookは15%と、普及率と比較して企業のmixiに対する目は冷ややかだ。この課題、企業のマーケティング活用がすすめば、ビジネスパーソンへの普及にも貢献し、mixi再成長のきっかけになる可能性が出てくるだろう。

Facebook成長が映画などで急加速するか、mixiのオープングラフが一気に普及するか、タイムレースの様相を呈しているが、いずれにせよ、来年の初旬に大きなヤマがくるのではないだろうか。