Ust中継
今日のメモ。
ソーシャルメディア関連の仕事をしていく上で、
やはり重要なので「実際に自分で試してみること」。
様々な本を読んで勉強することは当たり前だけど、
そこから学んだことをアウトプットする、試してみることが重要。
今日は各立場のメンバーが参加する。
・総合広告代理店
・インターネット専業代理店
・媒体社
・アプリ開発企業
・ソーシャルメディア事業会社
それぞれの視点で、それぞれの課題、思いを意見交換することで、
見ているユーザーに価値を、実際に議論したメンバーに価値を与えることを
目的として考えたい。
1、まずなぜこの会を実施する(したい)と決めたのか。
友人からの誘いではあったものの、ソーシャルメディアマーケティングを考えるにあたり、
実際に自分で自ら試してみたい、という気持ちからだ。
以前、クライアントもプロモーションでブログプロモーションを実施したことがあった。
リアルタイムで100件以上のユーザーからのコメントに驚いた。
ブログのPV自体は「数字」では理解していた。
過去、そのブロガーは100件以上コメントがつくことも多々あったため珍しいことではなかった。
しかし、「第3者」と「当事者」には想像を超える気持ちの差があり、
それは、仕事だけではなくて、普段の生活にも当てはまることだ。
手がけたブログプロモーションがユーザーから
- リアルタイムでつくこと
- 対クライアントのプロモーションということ
- コントロールできないこと
この3点は、本当に感動もあったが、冷や汗ものだった。
テレビの生放送は昔からテレビ局は実施しているが、
数千万人がみているメディアで生放送する!と最初に考えた方は素晴らしいと思った。
当時は電話でユーザーとのリアルタイムなコミュニケーションを実施し、
番組を盛り上げ、視聴率に貢献した。
今、インターネット業界で恐ろしく伝播力をもったメディアが「Twitter」だ。
「口コミ」という言葉は5年前あたりから流行っているが、twitterの口コミ力(伝播力)は想像を超えている。
これほどまでに、情報がリアルタイムで広がるメディアを当時の方は想像しただろうか。
そのTwitterと抜群の相性をもつのが、「USTREAM」だ。
http://ustre.am/gDvG (※20時くらいから流す予定です)
リアルタイムで流し、しかも伝播力のあるメディアであるTwitterと連携。
大きなメリット、デメリットがあるかもしれない。
ただ、今後この業界で働く、そしてクライアントへ価値あるアウトプットをするために
経験しておくべきことと本気で思う。
※死ぬわけじゃないのでちょっと大げさですが、、、
2、各立場のメンバーの意見交換
私は、インターネット専業代理店と総合代理店を経験した。
経験といってもそれぞれ2年ずつだ。※今は社会人5年目
様々な環境を経験している方との会話はとても興味深く、価値がある。
視点のパラダイム転換が行われ、クライアントへ対するアウトプットも質が上がる。
《インターネット専業代理店について》
※以下内容は全てに適用されるわけではなく、「その傾向が高い」ということです。
・メリット
→SEMの細かい運用が得意
→CPAを軸にしたメディアプランニング
→LP&サイト内解析をもとにした改善
・デメリット
→枠売り(頭を使わない方が多い)
これは深刻だ。メニューを覚え知っている/知っていないことを価値としている。
本来戦略改善のために知識だけで通用するはずもない。
→インターネットで完結する施策しか考えない
主な理由は、マス4媒体は売れないからだろう。
武器がないのに、武器を加味した企画が考えられない。
→クライアントに知識がつくことで、営業がただの御用聞きになる傾向がある
「忙しい」・「頭をつかわない」・「給料が安い」の3点で、今はいいが将来的に
価値のあるビジネスマンになるとは考えにくい。
□いろいろ書きましたが、良いところも多々あります。
世の中のクライアントには、インターネット専業代理店がいないと困る、ダイレクトレスポンス系の
クライアントもいます。また、こまかな作業をしてくれる代理店はそういったクライアントにとって
価値のある存在と思います。
予算が500万あり、その中でどうしてもマキシマイズしなければ、その会社自体の事業がつぶれてしまう・・・とか、
その予算により今のフェーズの会社は成長できる・・・とか、インターネット専業代理店が得意なサービスを
もとめるクライアントはまだまだたくさん存在している状況です。
※もし500万の予算をYahoo!にバナー出稿したら一瞬で終わります。
Yahoo!にでているというメリットも十分に感じてくれるクライアントもいるとは思いますが、
クライアントも事業モデル、目的を加味し、どんなにやりたいといってもお勧めしなかったことも多々ありました。
500万円あれば、SEMの運用やサイト改善がある程度十分可能です。
インターネット広告はターゲットと露出コントロールの点では、他のメディアと比べてとても良いのです。
ただ、時代は変わり、インターネット業界に「ソーシャルメディア」という黒船がやってきました。
クライアントもソーシャルメディアの情報や施策に対しての意識は、だれかに操られているかのような盛り上がり方です。
もともとCPA、CTR、CVR畑で生きてきた価値観はそう簡単には変化しません。
どうしても、CPA、CTR、CVRに結び付けたがるのです。
今までインターネット専業代理店が扱っていた「インターネット広告(施策)」と「ソーシャルメディア施策」は
全く別の生き物なのです。
それを無理やりくっつけようとすることは無理がある。
ソーシャルメディアは「コミュニケーション設計」が重要。
総合代理店が得意な分野です。
一時期は、WEBに限っては、インターネット専業代理店が総合代理店を凌駕している。。。という会話も多々ありましたが、
インターネット専業代理店がこのままのスタンスを変えない限り、いずれ総合代理店も「WEBに強い」という時代が近い将来間違いな くくるでしょう。
《総合代理店について》
・メリット
→様々なメディア(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、OOH、インターネット、交通広告など)からの
企画提案ができる。それぞれのメディアには「特徴」があり、強み、弱みがある。
提供できる武器が多いことで、アイデアの上限がなくなり、クライアントの課題解決のための最良のアウトプットを
考えることができる。
→人数が多いことの8:2の法則。
優秀な方の人数が多い。「あの人と仕事がしたい」といった声も社内でよく聞く。
→なんといっても教育制度がしっかりしている
ベンチャー企業にたりない「礼儀作法」、「ビジネスマナーの基本」を徹底的に経験することでバランスのとれた人材になる
可能性が高い。※これにはメリット、デメリットはありますが。
・デメリット
→組織が大きすぎることのスピード感、自分の実績に対する給与的対価の表れが鈍行。
→政治的要因が大きく働き、実力一本ではどうしよもないこともある。
□大手の会社については、実際に中にはいってみないと、大きな誤解がある。
少ながらずベンチャー企業に対しても、この誤解は就職活動正にウイルスのように広がっている。
少し前は、「インターネットに弱い」とも言われていた総合代理店だったが、
インターネット利用者が増え、普及率が80%を超え、24時間の内、インターネットを利用するユーザーの利用時間が
大きく増加したことで、インターネットがコミュニケーションインフラとなった。
コミュニケーションに強い総合代理店は、ここから先は大きくうまく形を変えながら、インターネット領域の取扱高を
伸ばしていくだろう。
いろいろ書いてみたが、あとは、「媒体社」・「ソーシャル事業会社」・「アプリ制作会社」がある。
本日それぞれの立場のメンバーと会話することで、
今までにはない経験、新しい価値観を得ていこうと思う。