Facebookメモ。

・学生専用ソーシャルネットワークサービスだったフェイスブックが、Eメールアドレスを持つ全ての13歳以上に解放したのが2006年9月。


・2009年後半になると、フェイスブック内にオンラインストアを設置しファンに直接商品を売るサービスが搭乗した。フェイスブックページを離れることなく、購入からクレジットカード決済まで出来ることから、2010年になるとEコマースをもじって『Fコマース』と呼ばれるようになった。


・現在ではフェイスブックオンラインストアを作るアプリが無料でダウンロードできる。このアプリを使えば個人でも気軽にフェイスブックで店を開けるようになった。


・「心地よい」より「怒らせる」方がより強い影響力がある。
 (バーガーキング グローバル・チーフマーケティング・オフィサー (当時)ラス・クライン


フェイスブックには「ほどよい社交性」とでも言うべき特性がある。実際、ウォールに書き込んだメッセージを誰に見せるかを自分で決められるなど、情報のリーチ先をユーザー自身がコントロールできる部分はフェイスブックが他のソーシャルネットワークよるも好まれる場合に引き合いに出される機能だ。

  □ミクシィ:クローズドなソーシャルネットワーク

  □ツイッター:オープンなソーシャルネットワーク

  □フェイスブックセミオープンなソーシャルネットワーク


検索エンジンによって見つけられないクローズドな世界というのもインターネットには存在する。


ツイッターでの発言はグーグルの検索結果に表示されるが、ミクシィで書かれている内容についてはグーグルでの検索されない。


・いろんなレベルでいろんな人と「つながらない」ことは、(オープンでないからこそ)メリットだとも考えられる。ミクシィとアメーバなう。


ミクシィは「実名制」をとっていないが、そもそもがリアルの友人、知人といった集団間でコンセンサスが取れているような「ニックネーム」を用いているので互いに誰かがわかっている。ミクシィが学生やF1層に支持されている大きな理由に考えられる。


ツイッターはボールを誰かにパスするように情報を拡げやすいため、リーチを試行するようなマーケティングには非常にむいている。リツイートされるような仕組みも必要。


・「ページランク」がオープンな世界、つまりインターネットの世界で構築されるアルゴリズムなにに対し、フェイスブック上でつくられる人間関係(ソーシャルグラフ)のアルゴリズムはあくまでもフェイスブックの中だけのクローズドなもの。


フェイスブックが普及して検索が減る、、、といった声も多い。
 実際にはフェイスブックがこれだけ普及した米国でもグーグルの検索件数は伸びている。
 「情報を調べる」というモチベーションをあげる要素がフェイスブックにはあり、互いに相乗効果を与える仕組みが成り立っている。


・ユーザー行動というのは常に複数のチャンネル、メディア、ツールをもって構成されていることなのであって、「どちらか」の話ではない。


・グーグルというサービスとフェイスブックというサービスは単純な「競合」関係にあるのではない。世界中の情報を整理したいグーグルと、仲間内だけで情報を留めておくこともできるフェイスブックとのポリシーの違いが、両社が簡単には比較できない理由。


フェイスブックは「限定した情報」を作ることだってできるプラットフォームなのだから、「広める」というアイデアだけでなく、「広める」ために「制限する」という戦術を撮ることが可能。
「制限された情報」が「広がる」だけの人のネットワークが存在する。