Greplinはクラウドのためのパーソナル検索エンジン

今日様々なニュースリリースを確認していたら、そのなかでも興味深い内容があった。

それは「Greplin」というサービス。

どんなサービスかを一言でいうと、

クラウド上にしまいこんだあらゆるデータのためのパーソナル検索エンジンのことだ。

spotlightなどのデスクトップ検索をつかったことがある場合、すぐにGreplinを理解できる。

これはクラウドデータのためのspotlightだ。


使い方は至極簡単。サインアップして、好きな数だけソーシャルサービスを認証すれば、Greplinがそのインデックスを作る。使用しているいくつかのソーシャルサービスを登録すると、数分間のインデックス作成時間の後、GreplinのGoogleライクな検索ボックスが表示される。検索ワードを入れれば、サイトにユーザーが格納した公開データやプライベートデータを検索する。ツイートやDMからFacebookメッセージ、テキスト変換されたGoogle Voiceの留守電、SMSなどが表示される。このほかにもGmailDropbox、LinkedInをはじめ数多くのサービスをインデックスできる。

また、GreplinはOAuthなどのAPI経由でのみ認証を行うので、第三者サイトの認証画面が出てくることはない。

会社を作った背景にも説得力があります。

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設立したのはDaniel Grossで、彼が18歳の時(今もまだ19歳)。
Danileは米国とイスラエル二重国籍を持ち、エルサレムで生まれ育った後、
昨冬Y Combinatorの育成プログラムに参加するためにカリフォルニアに移った。
Greplinの発想の原点は? Y Combinatorのファウンダー、Paul Grahamがこう語る。
「彼がパーティーに行く途中、住所をどこにしまったか忘れてしまった。
Facebookのイベントかメールかカレンダーか。その全部を携帯電話から探すのは大変だった。」
そこで自分で解決法を作った。

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サービスを生み出すことの原点。

  • 社会的に必要
  • ユーザーが求めている
  • あったら便利

などなど考えられるが、「あったら便利」という視点。

そう、自分がいくつかのサービスを使っている中で、

「もっとこうなったらさらに便利だな」と感じる点は少なからずある。

そのアイデア、思いを「形」にし、実行することが大切なんだ。

情報がありふれているが、ソーシャルサービス含め、改善点は多々あると思う。

今度も意識してサービスを生み出す側になるため努力しよう。


《spotlightについて》
http://ja.wikipedia.org/wiki/Spotlight

≪参考URL≫
http://jp.techcrunch.com/archives/20100831greplin-ycombinator-personal-search/