媒体別にみる広告の種類と特徴2(簡易版)
■PRの活用(媒体でも広告でもないが・・・)
広告を中心としたコミュニケーションのパワーとしてさらに高めるために、社会的なムーブメントを形成して消費者の反応を引き出す手法として大型キャンペーン時や商品発売に合わせ仕込む。
PRは≪パブリック・リレーションズ (Public Relations)≫という。
自社ブランド新発売、技術のすばらしさについて、自社からのアピール、また広告枠購入での露出ではなく、第3者の媒体からニュースや記事としてユーザーへアピールすることで、信頼性が上がる・・・
といった既存のやり方があるが、数年前から「戦略PR」と呼ばれている手法がある。
戦略PRの発想の基本は、伝えたい商品やブランドに対してプラスに働くムーブメントを形成していくことをいいます。
見せ方を考え、時期を考え、戦略PRによって「社会的になんとなくそれっていいことらしい」という空気をつくることが重要。
※数年前の「ピロリ菌のLG21(ヨーグルト)」もそうです。
梅雨の時期の汗はくさい、という見せ方をし、汗のにおいを抑えるインナーが発売されたのもそうかもしれません。
業界でよく聞く事例はなんといっても「冷え知らずさんの生姜シリーズ」です。
「生姜は体にいい」・「生姜は体を温めることができる」といった事実研究結果も踏まえ、F1層へのアプローチがうまくいく、生姜シリーズは売上を大きくあげた。
そういった「空気」をつくることで重要なことが3つある。
・「公共性」
・「偶然性」
・「信頼性」
この3つの要素がうまくかみ合った時、ユーザーは
「それってなんかいいかも!」と思ってしまうものです。
公共性は、従来の4マスメディアだけではなく、インターネットの活用がとくに重要です。
信頼性を感じさせるためには、専門家や大学教授などのいわゆるインフルエンサー(影響力を周囲に与えられる人)を活用することもかかせません。
そんな魔法のようなPRにひっかかっても
なんだか気持ちがいいものです。